サガ フロンティア2とぼく
サガフロンティア2とは
サガフロンティア2とは、1999年にスクウェアより発売されたプレイステーション用RPGソフトである。
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特徴はヒストリーチョイスと呼ばれるゲームシステム。
教科書では一行で片付けられてしまうような歴史、その裏にある知られざるエピソードを紐解いていくような感覚を味わえる。
サガシリーズの黒歴史と呼ばれているらしい。ふざけるな。
ストーリー
フィニー王家に男子が誕生し、彼は祖先の名を継ぎギュスターヴ13世と名づけられた。ギュスターヴ12世の世継ぎとして育ち、弟と妹にも恵まれ幸せな日々をすごしていた。
彼が7歳の時、王家の儀式として、ファイアブランドという火の剣からアニマを取り出す儀式が行われた。しかし、ギュスターヴはアニマを取り出すことが出来ず、出来損ないの烙印を押され、母親ともども王国を追放されてしまった。
行き着いたナ国でギュスターヴは術を使えない負い目と王族であるという身分が邪魔をし、孤独な少年期を過ごした彼の心は大いに歪み、暴れ者として廻りから白い目で見られていた。
そんな彼が13歳になったとき、ナ国の王から形式的な領地を得た彼は、鍛冶屋と出会い、剣を鍛えだす。
こうして彼は彼なりに術を使えない自分が出来ることを探していくのだった。
ぼくとサガフロンティア2との出会いはチョコボの不思議なデータディスクであった。
以前からサガシリーズの存在は知っていたけれども触れる機会はなく。
誕生日に買ってもらったチョコボ2。当時小学生の私はもちろん次々にゲームを買うお金もなく、隅から隅までしゃぶりつくしてやる!と鼻息荒く体験版として収録されていたサガフロンティア2をプレイした。
水彩画のようなかわいらしいグラフィックと、必殺技を組み合わせることで「メガメガメガメガ○○」のような面白い技名になるシステムにまんまとハマってしまった。
当時のスクウェアのRPGとは本当に勢いがあったのである(たぶん) (記憶によると)。
結果、発売後すぐに購入。
早速プレイ開始。はじまってすぐに流れてくる音楽に一発でやられてしまった。
RomanというBGMだ.
これ、冒険のロマンと旅立ちのワクワク感を感じさせる名曲じゃないですか。たまらん。
ゲームミュージックってやっぱり大事(最近のゲームはグラがリアルな分環境音だったり静かめな曲が多くて寂しい限りだね)。
後に知ったが、音楽はチョコボの不思議なダンジョン(無印)と同じ浜渦氏。
ドハマりしたゲームと同じ作曲家さん!サントラ買ったよ!ありがとう!
「クヴェル(超古代文明の遺産のようなもの)を見つけるまで帰ってくるんじゃないよ」
というおばさんの一言を背に(えっいきなり辛辣じゃない…?)と一抹の不安を抱きつつ当時10歳のぼくは旅立っていったのであった。
というわけで、特に好きだったのはナイツ編。
親子3代にわたるエッグ(ナイツ一族の宿敵)との戦いを描いた物語である。
しっかりものだが、エッグのことになると我を忘れてしまうウィル。
女好きでお調子者だが、いざというときはキメるリッチ。
おっちょこちょいだが芯は強いジニー。
一族と宿敵の因縁の戦いを描いたこのナイツ編は、ジョジョの奇妙な冒険のような大河ロマンと家族の絆を感じさせてくれる。熱いのです。
そしてクロスするギュスターヴ編(もうひとつのシナリオ)。熱いのです!!!
プレイ動画でもよいので、ぜひ一度は触れてほしいタイトルのひとつ。
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