【UNDERTALE】オネエと行く地底の旅②-リメンバーフラウィー-【プレイ記・感想】
UNDERTALE(アンダーテール)プレイ日記的なナニカ。
今回は遺跡でぼっちになったところから遺跡を出るまで冒険するよ!
(ぜひ①から読んでネ。)
地底世界の旅は続く
トリエルを追いかけて遺跡の奥へ!
となりのマップに移動するなりトリエルから入電。
タイミング良すぎる。きさま!見ているなッ!
内容は、バターとシナモンならどっちが好き?というどうでもいい内容。
その選択肢ならバター一択ですよわたしゃ。シナモンも嫌いじゃないけどね。ものによっては癖あるじゃない?わかるかしら?
気を取り直して一人旅を満喫する。
となりのフロアに移動してみたらアメちゃんが台の上に置いてあるじゃないですか。なんて親切な遺跡なんだろう。
「おひとつどうぞ」とあるので、おひとついただく。アイテム欄を見ると、どうやらモンスターあめという回復アイテムらしい。
RPG慣れしているぼくはすかさずもう1つもらう。「なんておぎょうぎのわるい…!」
ゲームに素行の悪さを指摘されてしまった。笑う。
こういう細かいところまでテキストが用意されているのは、作り手のゲームへの情熱を感じられて好き。
さらにもう一つもらう。「サイテーのクズになったきぶんだ…」そこまで言うか?
おまけにもう一つ。「いちどにたくさん撮とりすぎたので、だいざからアメがこぼれ
た」
なんてこと!アメちゃんが地面にザラーっとこぼれてるじゃないの!
でもさ、こぼれたくらい拾えるじゃん?と思ったけどUNDERTALEはそれを許してくれなかった。
どうやら地底世界では3秒ルールは通用しないらしい。ごめんなさい、アメちゃん設置してくれたひと。(トリエル?)
行く手を阻むパズルをクリアしながら進む。パズルの難易度は易しめで、サクサク解ける。
子どものプレイを見越してるのか、単に序盤だからなのか…。
バトルについて
ランダムエンカウントもするようになったけれど、戦闘がすごく面白い!
ドット絵RPGにありがちなフロントビューのコマンドバトル(要はドラクエみたいなやつね)かと思いきや、なんと敵の攻撃が弾幕避けゲーになっている。
①でも書いたようにアンダーテールは不殺プレイができることが大きな特徴なんだけど、普通不殺で進めようと思ったら並居る雑魚どもから逃げ続けるだけでゲーム性がなくなってしまう。
それに、ストーリーが進めば進むほど逃げが成功するかどうか(失敗=死)の運ゲーになってしまうじゃん?
その問題がいっぺんに2個とも解消されてしまう!これはすごい!地味によく考えられてんなぁ感動した。
アンダーテールの不殺のプレイのためには、「たたかう」ではなく「こうどう」コマンドで様々なこうどうを試し、「みのがす」コマンドを有効にしなければいけない。
そのために「こうどう」して話しかけたり、おどしてみたり、はげましてみたりと敵によっていろんな行動が可能。
どのコマンドを選べばみのがせるようになるのかわからないから、いろいろ試すために逃げるだけじゃなく戦闘を楽しめるし、こちらの「こうどう」に対していちいち異なるリアクションを返してくれるから全パターン試してみたくなる!
そのためには、避けゲーの腕を上げていかなければいけない。という具合に巧みなゲーム構成となっているのだ。
せっかくなので一発目から不殺でクリアしてやるわ?とケツイしてみた。
遺跡で出会う変なヤツラ
そんな調子でカエルやらスライムやらを見逃しつつ進んでいくと、通路のまん中でレゴの幽霊?みたいなモンスターが倒れている。(白くて布をかぶってるアレね)
話しかけてみるとどうやら狸寝入りの様子。グーグーグー(まだいるノ?)グーグーって、ばれてるからね!?
むりやりどかさないとストーリーが進まなさそうなので戦闘に。許せ!
どうやらこの幽霊、ゴースト(モンスターとはまたちがう種族みたい)のナプスタブルークというらしい。
ネガティブなのか涙を流しながらそのしぶきで攻撃し、「ごめん なんか ぜんぜん やるき でないヤ」
とこちらのウインドウに表示してくる。
ワンピースのペローナの当たるとネガティブになる幽霊といい、幽霊=ネガティブってイメージがあるんだろうか。
(まぁ、たしかに死んじゃってるんだからネガティブでもしかたないわね…)
ナプスタブルークが持ちネタ(?)のヒヤリハット(涙で帽子を作る。地味にスゴイ)を披露し、こちらが慰めたところで戦闘終了。
持ちネタ披露して「どうかナ?」って反応うかがってるのに慰めるって、面白くないって言ってるようなものじゃない?
ひどい。
主人公はサイコパスの気がある。
ま、ナプスタくんは満足して消えていったからいいか。
遺跡の奥にあったものは、「ホーム」?
そうこうしているうちにトリエルのところまでたどり着く。
遺跡の最奥は「ホーム」とよばれるトリエルのお家になっている様子。
あなたも今日からここで暮らすのよと家の中を案内される。なんと自分用の部屋(!)まである。
部屋まで用意されてるって、逆に怪しくない?地底世界に落ちてくることが予見されていたような…。
ちなみに部屋の電気を消すと、音楽がオルゴールバージョン(夜っぽいアレンジ)に変わる。芸が細かい。
電気も消したし、ベッドで寝てみることにした。きっと寝込みを襲ってくるに違いない。返り討ちにしてやるわ?
リメンバーフラウィー。ぼくはあいつのおかげで少し強くなれた気がする。皮肉なことに。
目が覚めると、バタースコッチパイが一切れ部屋に置いてあった。
泣いた。
リビングにいるトリエル。って眼鏡かけてるじゃないですか。あら~^^。
よくお似合いで。ケモナーの気持ち、ちょっとわかったょ…。
なんとトリエルは学校の先生になりたかったらしく、勉強は私が教えてあげると言っている。
モンスター界にも学校の概念があるのか?そもそも人間と教育内容は一緒なのか?
もしかして殺されずに立派なモンスターとして育てられてしまうのか…?
そうして英才教育を受け、地底最強の戦士となった主人公は、トリエルから教わった技術でモンスターたちへの復讐をはじめた…!モンスターを根絶やしにし、目指すは地上への帰還、ただそれだけだ!!!
というところまで妄想したけれど、トリエルはカタツムリの話しかしてくれない。
ロイコクロリディウムでも調べとけ。
いかにも怪しげな地下通路を発見したので、奥に進もうとするとトリエルが飛んできて連れ戻されてしまう。
連れ戻される度にセリフが変わるのが面白くて何度も挑戦するぼく。
最終的にいいかげんにしないとおこるわよと言われ、その後無言になってしまった。
ふン、このくらいにしておいてやるわ…。
モグラーニャのセーブポイントの例があるからね。おちょくりすぎると殺されちゃうかもしれないわ?
トリエルとバトル!
このままではラチがあかないので、トリエルにこの遺跡から出たいと直談判。
話を遮って、「用事がある」といそいそと地下通路へ向かうトリエルを追いかけてみると、(予想はしてたけど)なんと地下通路の先に出口があるらしくそれを破壊してしまうと宣言!
有無を言わさず破壊すればいいのに。非常になり切れない優しさ…?
いいや、だまされんぞ。リメンバーフラウィー。
結局遺跡の出口まできてしまった主人公とトリエル。
どうしても出で行きたいのならば私を倒してから行け!!!という王道展開でバトルに突入!
いざ尋常に勝負!
しかし不殺プレイ中である。こうどうコマンド内の「はなす」を連打してトリエル説得す議論戦闘だなとすぐに察した。
そんなことよりも、BGMがいい!
ちょっと切ないメロディーラインで、遺跡から主人公を出したくないけれど、そのためには主人公を戦って倒さなければならない…というトリエルの苦悩や悲哀が伝わってくる。
つまり名曲。ぜひ聞いてほしい。
そしてこのトリエル、なかなかに強情である。全然会話に応じる気配を見せない。
10分経過しても無言を貫き通しやがる。
そして気づいてしまったんだけど、こちらのHPがあと1撃で死んでしまうところまで減ると、攻撃が当たらないようにわざと外してくれているじゃないの!
つまり、フラウィーとは違い本当に本心から主人公に親切にしてくれていた心優しいモンスターなのだ。
泣いた。
トリエルはわざと自分を倒させて主人公を遺跡の外に出してやるつもりなのだ。
ほかに方法を見つけることもできず、泣く泣く倒すことに決めた。
倒したあとに残ったのは、「アズゴアに気を付けて」というトリエルの言葉と、優しいモンスターを倒してしまった罪悪感。
そして灰。
この時点でUNDERTALEへの感情移入はすでにMAX!
やはりこの地底世界のモンスターは倒してはいけないんだ。
そう心に刻んで遺跡をあとにするのであった…
(次回に続く)