キングダムハーツは大切なことを思い出させてくれる
キングダムハーツとは
キングダムハーツは、スクウェアより2002年に発売されたプレイステーション2用アクションRPGである。
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なんと、当時ノリに乗っていたあのスクウェアと天下のディズニーとのコラボレーションである。
アラジンとライオンキングをテープが擦り切れるくらい観て、ミッキーのマジカルアドベンチャー2をやり込みまくった(そんなにやり込み要素は無いが)身としてはワクワクが止まらなかった。アッラビアンンナァァァ~イ♪
というか当時の子どもはもうみんなワクワクしていたと思う。たぶん大人も普通にわくわくしていたはず。それほど衝撃的なタッグだったのだ。
しかも主題歌を担当したのはあの宇多田ヒカル。「光」はほんとうに名曲。
いまでも洗い物しながら口ずさむものね。
ストーリー
ディスティニーアイランドという島に暮らすソラとリク、そしてカイリ。
3人は海の向こうにあるはずの外の世界へ憧れ、イカダを作って島の外へ旅立とうと計画する。
しかし旅立ちの前夜、謎の男によって「ハートレス」と呼ばれる魔物が召喚され、島はめちゃくちゃになってしまう。ソラは「キーブレード」とよばれる武器を手に入れ応戦するが、島は闇に飲まれて崩壊してしまう。
一方その頃、ディズニーキャッスルでは、王様であるミッキーマウスが手紙を残し旅立ってしまう。
そこには「鍵を持つ者と共に行動せよ」と記されていた。
王の親衛隊長であるグーフィと王宮魔道士であるドナルドは、王様の命に従い、外の世界へ旅立つのであった。
ソラが目を覚ますと、そこは知らない街だった。どうやらトラヴァースタウンとよばれる外の世界へ流れ着いたらしい。
時を同じくして旅に出たグーフィー、ドナルドもトラヴァースタウンへたどり着く。
そうして一行は出会い、王様とリク、カイリを探す旅に出るのであった。
エピソード
キングダムハーツが発売された2002年、ぼくは中学2年生だった。
当時、淡い恋心を寄せていたケンちゃん(仮)という同級生がいた。
2002年は日韓ワールドカップの開催された年でもある。
イングランドのスター選手ベッカムのヘアスタイル「ソフトモヒカン」が大流行していた。ケンちゃんも流行に乗り、それまでの野暮ったかった髪を整え、ソフトモヒカン風にしていた。
風というのは、ド田舎の中学生であるぼくたちは当然ワックスなど持っておらず。髪を立たせるときはもっぱら水道水で髪を濡らして立たせていたからである。
だから普段はへにゃっとしたただの短髪だった。
ケンちゃんが手洗い場で髪を立たせるためにわしゃわしゃさせている姿をみては胸をときめかせていた。完全に恋する乙女である。
厨2こじらせてエロゲの主人公みたいな前髪になっちゃってる汚い乙女である。
ちなみにその後可愛らしかったケンちゃんは、世紀末ライクな中学校の環境にすっかり染まってしまい、立派な不良になってしまった。
「財布忘れてん!金貸して!」と頼みに来るたびに、(ぼくを頼るなんて…んもぅ!愛い奴ういやつ)とばかりにお金を貸してあげていた。
お年玉を切り崩して結構な額を貸してあげたはずだ。
淡い恋の1エピソードだと思っていたが、カツアゲされていただけともとれなくもない。
実はぼくはいまでもダメ男が好き。
というよりは好きになった男がたいていダメ男なのだけれど、もしかするとこの時すでに、その片鱗を見せつけてしまっていたのかもしれない。
業が深い。
三つ子の魂百までとはよく言ったものである。
中学校卒業以来、ケンちゃんには一度も会っていない。
ってもう全然キングダムハーツ関係ないな。
あ!主人公のソラも14歳で同い年だった。以上!
キングダムハーツが教えてくれたこと?
「友情の素晴らしさ」「夢や希望を信じ続けることの強さ」
かな。ゲームは本当にどこをとっても作りこまれた名作。
本日2019年1月25日はキングダムハーツⅢの発売日。2002年から続くソラの物語がついに完結するそうで。
もうあの頃の淡い恋の気持ちは思い出せないけれど、プレイしながら思いをはせてみようかな。
子どもだった大人のみなさん。一緒にあのころへ帰ってみませんか?
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